マイコプラズマ感染症が原因で副鼻腔炎になる
風邪とよく似た初期症状がみられるマイコプラズマ感染症なのですが、マイコプラズマ感染症の合併症として、副鼻腔炎や中耳炎がみられることがあります。
そもそもマイコプラズマとは、ウィルスよりも大きくて細菌よりも小さい病原体であり、くしゃみや咳などの飛沫感染によって人から人へと伝染します。
感染すると前述しましたように副鼻腔炎や中耳炎のほかに、気管支炎、胸膜炎、蕁麻疹などの皮膚症状の原因となります。
マイコプラズマ感染症は、特に子供や若い世代の発症率が高いという特徴があり、微熱や全身倦怠感といった風によく似た症状から始まり、微熱がひいた後も咳だけが長引くという特徴があります。
マイコプラズマの咳や痰などの症状が原因で、副鼻腔炎を引き起こし、その副鼻腔炎を併発したことが原因で、マイコプラズマの症状が長引いている場合もあります。
そもそも副鼻腔炎とは蓄膿症とも呼ばれる鼻の疾患であり、鼻の奥にある副鼻腔に細菌が侵入し、副鼻腔の粘膜が炎症を起こして腫れあがり、膿がたまるようになる病気です。
慢性副鼻腔炎になると、咳や痰、微熱が続き、粘り気のある黄色い鼻水が出るようになります。
マイコプラズマ感染症にかかると、咳や鼻水、くしゃみなどの気道粘膜の中に、病原体をまき散らすようになり、それが原因となって、さまざまな合併症を引き起こすようになるというわけです。
そして、鼻の奥にある粘膜で囲われた空洞である副鼻腔の中に、細菌が侵入し炎症を起こした場合には、副鼻腔炎を発症するようになります。
副鼻腔炎の原因がマイコプラズマであることは多く、気管支喘息や中耳炎の原因となることも副鼻腔炎と同じくらい多いのが実際のところです。
罹患すると咳がひどくなるとともに、痰が出るようになります。
微熱が下がった後も3週間〜4週間程度咳や痰が続き、それが原因で鼻や耳の不快な症状を感じるようになります。
一度感染しても完全な免疫がつくということではなく、マイコプラズマは何度でも感染する病気となります。
予防策は、インフルエンザや風邪と同様であり、流行時には人込みを避け、手洗いとうがいを徹底し、十分な栄養や睡眠をとるようにしましょう。
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